1. 開業したて、ホームページはまだない。それでも大丈夫です
開業の準備は、やることが本当に多いものです。物件を決めて、必要な許認可を取り、設備をそろえ、お金のことを考える。その合間に「ホームページも作らなきゃ」と思いながら、手が回らないまま開業日を迎えた——という方は、決して少なくありません。
最初にお伝えしたいのは、「ホームページがないと開業できない」わけではない、ということです。実際に、口コミや紹介、SNSだけで順調にスタートを切っているお店もあります。「ないと必ず失敗する」と煽るつもりはありません。
ただ、開業したての時期だからこそ、「何から整えておくと後で楽になるか」を知っておくと、あわてて余計な出費をせずに済みます。このページは、その順番を整理するためのものです。
2. 開業準備で、ホームページは後回しになりやすい
開業準備には、「今すぐ決めないと先に進めないこと」がたくさんあります。物件、資金、許認可、仕入れ——どれも待ったなしです。一方でホームページは、「作るのに時間もお金もかかる割に、効果がすぐには見えない」と感じられやすく、つい後回しになります。
これは、ごく自然なことです。実際、すべてのお店が開業の時点でホームページを用意できているわけではなく、開業してから少しずつ整えていく方も多くいます。
大切なのは、「後回しでも大丈夫なもの」と「先に手をつけておくと楽なもの」を分けて考えることです。ホームページそのものは後からでも作れますが、その土台になる「お店の情報」は、早めに整理しておくほど後がスムーズになります。次の章から、その順番を見ていきます。
3. あわてて契約する前に。よくある2つの後悔
「ホームページがない」と焦って動き出したとき、開業初期の方が陥りやすい後悔が、大きく2つあります。
ひとつめは、高額な契約を急いで結んでしまうこと。「お任せで作れます」という提案に乗ったものの、月々の支払いが続く契約で、小さな修正のたびに費用がかかり、解約もしづらい——という声は少なくありません。開業直後の限られた資金の中で、毎月の固定費が重くのしかかることになります。
ふたつめは、自分で作ろうとして時間が溶けてしまうこと。無料のツールやWordPressに挑戦したものの、「思ったようなレイアウトにならない」「設定でつまずいて何日も進まない」と、開業準備で一番忙しい時期に貴重な時間を奪われてしまうパターンです。
「とりあえず作らなきゃ」で動くと、お金か時間のどちらかを余計に失いやすい。だからこそ、順番が大切です。
どちらの後悔も、「ホームページを持つこと」だけが目的になってしまったときに起こりがちです。焦って契約や自作に飛びつく前に、まず手元で整えられることから始めるのがおすすめです。
4. 先に整えるのは「お店の情報そのもの」
ホームページを作る前に、いちばん先に整えておきたいのは、特別なツールではなく「お店の基本情報」です。具体的には、次の4つです。
- 店名(正式な表記を1つに決める)
- 住所(建物名・部屋番号まで含めて統一)
- 電話番号
- サービス・メニューの内容とおおよその料金
地味に見えますが、これがとても重要です。特に「店名・住所・電話番号」は、Googleマップ、SNS、名刺、チラシなど、あらゆる場所でまったく同じ表記にそろえておくことをおすすめします。表記がバラバラだと、見た人が「同じお店かな?」と迷ってしまったり、検索で見つけてもらいにくくなったりすることがあります。
この4つを一度きちんと決めて文章にまとめておくと、後でホームページを作るときも、SNSのプロフィールを書くときも、そのまま使い回せます。最初の整理が、後のすべての作業を楽にしてくれます。
5. まずは無料で始められる場所から
情報が整理できたら、次は「無料で始められる場所」に置いていきます。最初のホームページがなくても、ここまでは費用をかけずに進められます。
地域のお店であれば、まずGoogleマップ(Googleビジネスプロフィール)への登録がおすすめです。無料で登録でき、近くのお店を探している人が、場所や営業時間を確認しやすくなります。営業時間・場所・電話番号・写真を載せておくだけでも、「今日行ける?」「どこにある?」という疑問に答えられるようになります。
あわせて、InstagramなどのSNSでお店の雰囲気を少しずつ発信していくのも、無料でできる準備です。写真でお店の様子を伝えたり、新しいメニューを紹介したりするのに向いています。
これらは「発見してもらう」「雰囲気を知ってもらう」ための入口です。開業したての時期は、まずこの無料の入口を整えるところから始めれば十分です。
6. ホームページは「最後の受け皿」でいい
では、ホームページはいつ必要になるのでしょうか。それは、GoogleマップやSNSで「気になった人」が、もっと詳しく知りたいと思ったときです。
GoogleマップやSNSは、見つけてもらう・雰囲気を伝えるのは得意ですが、情報量には限りがあります。「サービスの流れを詳しく知りたい」「料金の内訳を確認したい」「どんな想いでやっているお店なのか読みたい」——こうした「申し込む前に確認しておきたい情報」は、一か所にまとまった場所、つまりホームページがあると伝わりやすくなります。
だからホームページは、開業と同時に必ず用意しなければならないものではなく、「最後の受け皿」として後から整えるという考え方ができます。あわてなくて大丈夫です。ただ、SNSや口コミで興味を持ってくれた人の受け皿がないままだと、「もう少し知りたかったのに」という機会を少しずつ逃してしまう——そのことは、頭の片隅に置いておくとよいと思います。
そのため、店名・住所・営業時間・メニューなどの基本情報が固まってきたら、無理のない範囲で小さく用意しておくと安心です。
無料の入口で「見つけてもらう」。ホームページで「安心して確認してもらう」。役割が違うので、順番に整えていけば大丈夫です。
7. 完璧を待たず、まずは1ページから
「ホームページを作るなら、写真も実績もそろってから」と考えて先延ばしにしている方もいますが、最初から完璧にそろえる必要はありません。
開業初期の小さなお店に最初から必要なのは、何ページもある本格的なサイトではなく、必要な情報を整理した「1ページ」です。サービスの種類が増えたり、読み物を発信したくなったりしたタイミングで、少しずつページを足して育てていけば十分です。
最初は小さく、無理なく始める。そして必要になったぶんだけ育てていく——それが、開業したての時期に一番合った進め方です。
8. 和良屋の買い切り型ホームページ制作について
和良屋では、開業前・開業間もない小さなお店向けに、買い切り型のホームページ制作を行っています。3章でふれた「高額な月額契約で身動きが取れなくなる」後悔を避けたい方に向けたプランです。
月額管理費はなく、制作費は一度きりです。完成したホームページのデータはすべてお客様の資産として納品します。公開後の更新方法・写真撮影・Googleマップの活用など、運用に必要なガイドも一緒にお渡ししています。
写真や実績がまだ少なくても大丈夫です。今ある情報を整理して、「ちゃんとある状態」から始めることができます。あわてず、ご自身のペースで育てていけるホームページを目指しています。
Entryプランは29,800円から。月額管理費なしで、最初のホームページを整えたい方に向けた制作プランです。
まずは、実際のサンプルを見てみませんか
実際の制作サンプルで仕上がりを確認いただけます。
プランや内容のご相談は、無料でお受けしています。